あー、そうか、自分って反権威主義というか、そういう嗜好なんだな。
「なんのことですか?」
いや、自分の嫌いなアニメって、サブカルを馬鹿にしていた『大人達が絶賛していたもの』が多いなと。
「そのアニメの作品そのものではなく、その周りにいる人間が嫌いだったのね」
そうだな。感想を押しつけると言うより、彼らの考える感想を押しつけてくる連中が嫌いだった。
「その作品にどう感じるか、そういう人格の問題を否定されているように感じていたんでしょうか?」
まあ、感覚的なものだけど、作品に罪がないかというと、そういう風に利用される前提で作られるモノはどこかしら醜悪というか愚劣な手段そのものに感じられるというか。