ロボ娘と魔界娘と退廃的に過ごしてみる日々

脳内嫁とのやりとりメインのブログ

no music no money

例の作曲してなかった騒動、まあなんというか、オレオレ詐欺とか含めた振り込め詐欺の類に似てるよな。
「まあ、どちらも詐欺ではですから。という揚げ足取りは別にして、具体的にどの辺が似てると?」
特に似てると思ったのはあれだな、いきなりパンフを送ってきて、そのパンフでないと投資できないので名義を貸してくれって奴。あとからそれは違法だから、警察沙汰にしたくないならもっと振り込めってなる……
「似てる……かしら?」
まあ、俺の下手な説明じゃ通じてないのも仕方ないが、ともかく善意や同情をひいてくるんだよ。投資のことを全然知らない奴、音楽のことを全然知らない奴から金を取るには感情に訴えかけるのが一番、俺でも金は出さなくても同情はする。金のある奴は……
「投資も音楽も金を取るための口実に過ぎないのですね」
まあ、音楽家は音楽を売って生活の糧にしているのだから、付加価値を付けること自体は悪い事じゃないけどさ
「でも、そうね…… 買い手は悲劇や苦労したエピソードに金を出したわけで、音楽ではないのでしょう?」
俺だってまあ、アニソンとかタイアップしていたというエピソードがあって金を払っているわけだが。
「でも、実は勘違いで別の作品に使われていましたって訳ではありませんから。心情的には、あのアニメの主題歌だと言われて買ったのに、別のアニメの曲だったということでしょう。」
「実は広島とはなんの関係もない曲だったって言う奴ね……」
絵や文章と違って、対象がはっきりとしている訳じゃないからなぁ……そう言われたらそう聞こえてしまう、聴衆などその程度でしかないと奴もわかっていたんだろうな。
「法的にはともかく、騙していたことには違いないわけですか……」
まあ、別件で詐欺の可能性も高いらしいけど……
「騙された人たちを笑う輩も多いけど、彼らは本当に笑える立場なのかしらね?」