尊敬語とか、謙譲語とか、難しいね。特に最上級の敬意を示すべき相手に対してどう呼ぶべきかとか、知らずに間違った知識によってしまったり、逆に自信が持てないところに間違った知識をねじ込んでくる輩がいたり……
「そう言うのって学校では習わないのですか？」
うーん、習わないよね。
「就職活動だとかで、慌ててそういったものをつけても意味がないでしょうに」
うーむ、学校が勉強するための場所なら礼節もきちんと授業として教えるべきだろうに……
「礼節ということは、相手と自分との間に格差をつける事になりますからね。特に皇族や王族に対する儀礼を差別と考える人たちもいるんでしょう」
いや、それいったら年長者も敬う事が出来ないしなぁ。
「そんな格差を許さないのに、学校や家庭では格差をつける。酷い矛盾ね。」
礼儀を持って接する事は、相手を無条件に隷属するわけではない、のだがなぁ。
