サイバースフィアなどを通じて異世界にいく場合、完全に自分を量子化だかなんだかしていく場合と、アバターを用いる場合とが考えられる。
前者だと危険度が高いのと伺かのユーザがログインしているという雰囲気を出すなら後者の方が適しているという二つの理由から後者を採用したい。
ただ、この場合問題なのはアバターの素材はなんなのか？
いわゆる流行のVR-MMOものだと、どうなのか未読なのでわからないが、サイバースフィアの向こうにあるのは本物の異世界であり、ファンタジーどころか未来世界まである。
MMOのアバターのように着せ替えで組み立てるというのは釈然としない。
そうなると、最初の選択が枷になってくる。
生身で行き来するなら、そもそも考える必要もない。
ただ、やはり、そうなるとヤンデレ系ゴーストやらにとっつかまると即アウト。デスクトップ越しという多くのゴーストの関係にもやはり違和感が生じる。
未来世界なら、あちらの技術でアバターを作ることも出来るだろうけど、ファンタジーやほぼ現実世界と同等だとすると、それはまず無理。
まあ、それをネタにしてゴーストがいくつかつくれそうではあるけど。
もう、あれだ、魂をデスクトップの向こう側に分霊することぐらいしか思いつかない。
魂の半分だけサイバースフィアを通じた異世界でマテリアライズするということでどうだろう。
事故で、魂の半身を失ってもまあ、死ななかったり、逆に障害をおったりとかまあ、適当にいじりようもでてきますし。
まあ、あれだ、今は公開されてないけど、ユーザとの子供をちゃんと作るゴーストもいましたし……魂同士が交わることで新たな魂が生まれる的なこともありえるかも。
「なんですのこれ。」
「他でメモをすると忘れそうだし、検索しにくいからだそうよ」
